Sunday, December 1, 2013

松山英樹がベストアマ!「勇太先輩に近づけるように頑張りたい」




2011年07月31日17時35分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 池田 勇太 -14
2 平塚 哲二 -13
3 J・チョイ -10
4 ドンファン -9
K・バーンズ -9
6 キム・ヒョンテ -8
岩田 寛 -8
井上 忠久 -8
松山 英樹 -8
K・アフィバーンラト -8


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6位タイでベストアマに輝いた松山英樹(撮影:岩井康博)








サン・クロレラ クラシック 最終日◇31日◇小樽カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の最終日。3日目“64”を叩きだしトータル8アンダー6位タイに浮上した松山英樹は、この日はスコアこそ伸ばせなかったもののパープレーでまとめ6位タイフィニッシュ。同じ東北福祉大の先輩である藤本佳則を1打差で抑えベストアマチュアに輝いた。

松山英樹が6位タイに浮上!

 松山はスタートの1番でボギーが先行する苦しい展開。それでも、4番パー3では上から下りの長いパットをジャストタッチで沈めバーディを奪うと、そこからは安定したプレーを見せる。1つスコアを伸ばして迎えた苦手の12番パー3ではボギーを叩いたものの、難易度が上がる終盤をパープレーで切り抜け見事トップ10フィニッシュ。表彰式では東北福祉大の先輩である池田勇太と肩を並べた。

 先週の「セガサミーカップ」では予選落ちを喫し、悔しさの中今大会まで猛練習を続けてきた。ティショットの安定感は欠けたものの、アイアンのキレと得意のパッティングが冴え、堂々のスコアに「難しいセッティングで良いスコアで回れたのは自信になりますね」と満足気な表情を浮かべた。予選落ちの悔しさとベストアマの喜び。まだまだ伸び盛りの19歳はこの北海道でまた一つ大きく成長した。

 そして、今大会では先輩・池田の優勝も初めて間近で見ることが出来た。「勇太先輩の14アンダーはすごいです。近づけるように頑張っていきたい。アレくらいの正確なショットと、パッティングがないと勝てないんだと思いました」偉大な先輩との優勝争いを夢見て努力の日々は続いていく。

【最終結果】
優勝:池田勇太(-14)
2位:平塚哲二(-13)
3位:J・チョイ(-10)
4位T:ドンファン(-9)
4位T:カート・バーンズ(-9)
6位T:H・T・キム(キム・ヒョンテ)(-8)
6位T:岩田寛(-8)
6位T:井上忠久(-8)
6位T:※松山英樹(-8)
6位T:キラデク・アフィバーンラト(-8)

※はアマチュア

平塚、18番スーパーショットも勇太をとらえられず…




2011年07月31日17時51分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 池田 勇太 -14
2 平塚 哲二 -13
3 J・チョイ -10
4 ドンファン -9
K・バーンズ -9
6 キム・ヒョンテ -8
岩田 寛 -8
井上 忠久 -8
松山 英樹 -8
K・アフィバーンラト -8


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4番をトリプルボギーとしてしまった平塚哲二(撮影:岩井康博)








サン・クロレラ クラシック 最終日◇31日◇小樽カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー72)>

 北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催された、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」。1打差の2位からスタートした平塚哲二は序盤の大きなミスに泣いた。

平塚哲二、パットに苦しみスコア伸ばせず…2位に後退

 スコアを1つ伸ばしトータル14アンダーで迎えた4番パー3。ティショットをグリーン左に外した平塚の第2打は、バンカー越えで池に向かって傾斜の強い難しいアプローチだった。ピンまで約25ヤード、グリーンにキャリーしたボールはピンを過ぎても止まらずそのまま池に。「手前のバンカーが気になって。フワッと上げたつもりだったけど、まさか池までいくとは思ってなかった」思わぬトラブルに愕然とし、このホール痛恨のトリプルボギー。バーディを奪った池田との差は一気に4ストロークに広がった。

 それでも、どん底に突き落とされながらも粘り強くプレーを続け、池田がスコアを落とした終盤にはついに14アンダーで並んでみせる。しかし、最後まで平塚に勝利の女神は微笑まなかった。16番ではボギーを叩いた池田に対し、平塚のパーパットも読みとは逆に外れボギー。続く17番パー3では「完璧だった」というティショットが風に戻されグリーンをとらえられなかった。

 そして迎えた最終18番。平塚のセカンドショットはピン筋に向かって一直線。同組の池田も「入ったと思った」とうなったが、ボールはカップに弾かれ惜しくもイーグルはならず。ついに最後まで池田を捕まえることが出来なかった。予選ラウンドの独走体勢からツアー6勝目は逃した平塚だが、「いい経験になりました。調子は悪くないので、チャンスを作っていければ勝てると思う」と表情は明るい。アジア、ヨーロッパを又にかけて戦う鉄人がツアー後半戦を盛り上げてくれそうだ。

【最終結果】
優勝:池田勇太(-14)
2位:平塚哲二(-13)
3位:J・チョイ(-10)
4位T:ドンファン(-9)
4位T:カート・バーンズ(-9)
6位T:H・T・キム(キム・ヒョンテ)(-8)
6位T:岩田寛(-8)
6位T:井上忠久(-8)
6位T:※松山英樹(-8)
6位T:キラデク・アフィバーンラト(-8)

※はアマチュア

灼熱の関西オープンで池田が2連勝に挑む!石川、キョンテは欠場




2011年08月17日17時19分






カート道に仁王立ちするカマキリ、このコースの主役の座は4日間だけ選手にバトンタッチ(撮影:上山敬太)









<関西オープン 事前情報◇17日◇小野ゴルフ倶楽部(6,920ヤード・パー71)>

 国内男子ツアー「関西オープン」が、兵庫県にある小野ゴルフ倶楽部を舞台に18日(木)から開催される。毎年盛夏に行われる今大会、選手は暑さとの戦いにも勝たなければならない。京都の田辺カントリー倶楽部で開催された昨年大会は、キャディ、ギャラリーも熱中症の症状を訴えるなど過酷を極めただけに、猛暑が続く中開催される今大会も厳しい戦いになりそうだ。

【関連リンク】「2勝、3勝、4勝と」池田勇太、最多勝、賞金王への思い

 今年の開催コースである小野ゴルフ倶楽部は1969年に「日本オープン」の開催実績もある関西の名門。距離はないが、フェアウェイは狭く、ラフは最長で100mmと長く設定されている。池が多く絡むアウトコースと、林間のインコースで印象がガラッと変わる戦略性にあふれたコースだ。

 今大会には石川遼金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)は出場しないものの、米国メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」で4日間を戦った池田勇太は強行スケジュールをおして出場。「サン・クロレラ クラシック」続き国内ツアー2連勝に挑む。池田は小林正則らと同組で8時09分に1番スタートとなっている。

賞金ランク上位不在…関西オープン日程変更も検討




2011年08月17日19時04分






今年の舞台は兵庫の名門小野ゴルフ倶楽部(撮影:上山敬太)






<関西オープン 事前情報◇17日◇小野ゴルフ倶楽部(6,929ヤード・パー71)>

 兵庫県にある小野ゴルフ倶楽部を舞台に18日(木)から開催される、国内男子ツアー「関西オープン」。

【関連リンク】灼熱の関西オープンで池田が2連勝に挑む!

 09年にツアー競技に復帰してから、毎年夏に関西の名門コースで開催されてきた今大会だが、メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」翌週ということや、賞金額の低さからランキング上位の選手が欠場することが多い。現に今年も金庚泰(キム・キョンテ)石川遼藤田寛之といったメジャー参戦組はそろって欠場。池田勇太は強行スケジュールで出場するが、フィールドが薄くなっていることは否めない。

 これには主催の関西ゴルフ連盟も頭を悩ませる。競技委員長の野村惇氏は「日程変更のお願いをしているけど、なかなか空いていないので厳しい。こちらでもスケジュールについては考えているし、JGTOさんにも考えてもらっています」と、今後7月などの空き週にスケジュールを変更することも示唆。賞金額についても「賞金総額を上げたいとも思っていますけど、それはスポンサーを考えなければいけない」と検討を続けていく構えを示した。

 しかし、規模の大小はあれど大会の価値を高めるのはあくまでも選手のプレー。名門を熱くするドラマを期待したい。